2022/09/29故高倉健さんのご先祖　江戸時代の女性だけの旅行記

秋と言えば旅行シーズンですね。お天気も安定し暑さもなくなり行楽には最適です。読書の秋でもありますね。
江戸時代から旅行好きの人は多かったようで旅行ブームを起こしたのは十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さん。小学生の頃に読んでとても面白かった記憶があります。
このお話は、男性の旅行記ですが女性だけで江戸時代に旅行をした日記もあります。
俳優の故高倉健さんの五代前のご先祖で小田宅子（いえこ）さんという方は、九州の大きな商家の家付きのおかみさんで子供に家業を譲った後、仲の良い友人とお伊勢参りなど東に向かう旅に出た時の日記「東路日記」を書きました。その日記をもとに田辺聖子さんが「姥ざかり花の旅笠」を出版しました。
女性だけと言ってもボディーガード兼荷物持ちとして男衆をお供に付けていたそうです。お金持ちの旅行なので華やかですが、その一方鉄道もありませんし今の時代を生きる私たちには考えられない旅行記なので一度覗いてください。おすすめです。